日々の泡を綴る うたかたの光を撮る


by bbking1031
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煙草

その1

「煙草くれ。」
「どれですか?」
「あれあれ、74番。」
「え?」
「違う違う、そのとなり、そうそう、それ。」
「290円になります。」
「パスモ使える?」
「タスポは使ません。」
「パスモだよ、パースーモッ。」
「タスポのほうは無理というかたちで。」
「パスモっていってるだろっ!」
「はい。」

その2

「キャスター1のロングくれ。」
「どれ?」
「その、73番。」
「290円。」
「あ、違った、74番だ。」
「73番はこれですけど。」
「……(怒)」
なるべくこのムカツク駅前のコンビニにはいかないようにしているのだが、ネタにはこと欠かない。
このバアさんは人を不快にさせる達人である。
この前は煙草買って1000円出したら、
「ちょうどいただきます。」
とかいうのである。
お釣りくれないのかというと、くれるのだが。
いつぞやはなんだかつり銭が多いような気がしたので、
「これでいいの?」
「はい。」
「あっそ。」
店をでてしばらくしたら血相変えてバアさんが追いかけてくる。
「200円、200円。」
「なに?」
「200円、200円。」
お釣りを間違って渡したのだな。
「だからこれでいいのかって訊いたじゃない?」
「200円、200円。」
200円渡すとバアさんはなにもいわずに足早に店のほうに戻っていった。
感想。
ババアやるのも大変だよ、ということで。
by bbking1031 | 2008-12-24 00:12 | 日記