日々の泡を綴る うたかたの光を撮る


by bbking1031
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すまん

ロシアのチェルノブイリ原発が爆発したのが25年前。
原発は停電したら爆発するというのは常識。
電気がないと原発は動かないというパラドックス。
日本の原発はすべて海沿いにある。
津波がきたらアウトになることは分かっていた。
しかも地震大国である。
いつかは大地震がくる、大津波がくることは分かっていた。
でも、原発は次々に作られてた。
原発の立地条件は、活断層があろうが津波がこようがそんなことは関係ない。
原発を受け入れる土地であることが最低条件である。
地元が原発を受け入れるには、さまざまな住民の苦悩や、もちろん政治的な駆け引きや利権なんかが渦巻いてる。
ここでも弱者が割を食うという定理が成り立つ。
ただし、原発の場合は地元だけが被曝するのではない。
北風が首都圏に吹いてくる。
いわば福島で作られた原発によって「便利」を享受していた関東に向けて、北風が吹くのだ。
気の利いた人は西に逃げている。
大使館とか。
フランスは日本から逃げた。
逃げられるものならそうしたい。
しかし、日本人ですからね。
日本人は今逃げていいのかなという気持ち。
若い人は逃がしたいが、原発を容認した世代の人間として、逃げてはいけないと思っている。
原発を受け入れたのは自分でもあり、こうなることはもうとっくの昔に覚悟を決めていたはずた。
チェルノブイリ事故の前後に、およそその当時発行されていたほとんどの原発関連の本は読んだ。
内容をノートに何冊もまとめた。
そして他人にも喧伝したのだが、あまり興味を示してもらえなかった。
自己矛盾もある。
原発を止めたかったら、電力需要を抑制することしかない。
しかし、節電に心がけたかというと、例えば徹夜で原発関係の本を読むとするでしょう。
すると電灯も点けるし、電気ストーブも使う。
矛盾してます。
原発と同じですよ。
電気がないと原発の勉強もできない。
しかもぼくは夜の商売だから電気がなくっちゃ成り立たない。
で、もういいや、なるようになれ。

それで、なるようになった。
今回の福島原発の事故や顛末については、『眠れない話』(広瀬隆著)などでとっくに予想されていたこと。
だから、あわててはいないし、凹んではいますが、淡々と日常生活を営むしかない。
空気も水も体内に入れなくてはいけないし、屋外にでなくちゃいけないし。
まあ、ぼくのような好き放題生きてきて思い残すこともなーんにもない人間はいいけど。
若い人は可愛そうだ。
ほんとに申し訳なく思っています。
ごめんなさいね。
by bbking1031 | 2011-03-17 06:52 | 写真と日記