日々の泡を綴る うたかたの光を撮る


by bbking1031
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よしめきて

近き世の人のは、歌も文も、大かたはよろしと見ゆるにも、なほひがごとの多きぞかし。されど、其のたがへるふしを、見知れる人はた世に無ければ、ただかいなでに、ここかしこ艶なる詞を使ひ、よしめきて、詠みなし書き散らしたるをば、まことによしと見て、人のもてはやし、ほめたつれば、心をやりて、したり顔すめる、いとかたはら痛く、をこがましくさへぞ思はるる。さるにつけては、かく言うおのがものする事も、なほいかにひがごとあらむと、物よく見知れらむ人の心ぞ恥ずかしかりける。
                              本居宣長『玉勝間』

今も昔も変わらない。
「よさそうなもの」はあるのだが、「よいもの」にはなかなかめぐり会わない。
化粧ばかりうまくったって、きれいには見えるが、いと片腹痛く、をこがまし。
かっこよくて中身もイケてるのがいいんだけど。
というか、中身がよければたいがいイケてるような気もするよ。
面の皮ばかりいじり倒して、なにを生み出そうというのだろう。

思想は言葉なのだろうか。
言葉にできない思想があるのだ。
音にできない音。
詩にできない思い。
by bbking1031 | 2008-04-19 23:50 | 日記 | Comments(0)