鎌倉散歩(2)
2009年 05月 05日
鎌倉宮の近くで、チャリンコに乗った地元のおっちゃんが声をかけてくる。
「どこへいきたいの?」
「ああ、どこへいこうかと思って。
覚園寺かなあ。」
「じゃあこの道をまっすぐいって、突き当たったら左へいけばいい。
……あっ、そうだ、時間が決まってるから、今度は3時だな。
あそこはさあ、いついっても入れるわけじゃないのよ。」
この人、お休みの日はチャリンコで鎌倉の町を走り回り、観光客に案内をしているようだ。
これはいい趣味だなあ。
ぼくもやりたいね。
鎌倉宮を左といわれながら右に歩いていく。
ぼくは天邪鬼である。
鎌倉といえば谷崎潤一郎の『痴人の愛』である。
こんな家にナオミは住んでいたのかなあ。
なんかエロイ気分になる。
いろいろ妄想しながら、瑞泉寺に到着。
深山幽谷である。
鎌倉の面白さは、密集した静かな住宅地を抜けて、突然深い山中に迷い込むところにある。
この瑞泉寺の庭は、デジャヴである。
夢では岩肌にできた階段を池まで降りてきたのである。
もちろんこの寺にきたのは初めてだから、夢にでてきた風景を現実に見ると驚かないわけはないのだが、こんなのしょっちゅうあることなので、またかという思いがするだけ。
おもしろいのは、珍しい夢を見ると、これはいつか見ることになるなと思い、記憶にとどめようとすることだ。
旅は、夢で見たものを確認しにいくことなのかもしれない。
OLYMPUS E-SYSTEM E-520+ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
「どこへいきたいの?」
「ああ、どこへいこうかと思って。
覚園寺かなあ。」
「じゃあこの道をまっすぐいって、突き当たったら左へいけばいい。
……あっ、そうだ、時間が決まってるから、今度は3時だな。
あそこはさあ、いついっても入れるわけじゃないのよ。」
この人、お休みの日はチャリンコで鎌倉の町を走り回り、観光客に案内をしているようだ。
これはいい趣味だなあ。
ぼくもやりたいね。
鎌倉宮を左といわれながら右に歩いていく。
ぼくは天邪鬼である。
鎌倉といえば谷崎潤一郎の『痴人の愛』である。
こんな家にナオミは住んでいたのかなあ。
なんかエロイ気分になる。
いろいろ妄想しながら、瑞泉寺に到着。
深山幽谷である。
鎌倉の面白さは、密集した静かな住宅地を抜けて、突然深い山中に迷い込むところにある。
この瑞泉寺の庭は、デジャヴである。
夢では岩肌にできた階段を池まで降りてきたのである。
もちろんこの寺にきたのは初めてだから、夢にでてきた風景を現実に見ると驚かないわけはないのだが、こんなのしょっちゅうあることなので、またかという思いがするだけ。
おもしろいのは、珍しい夢を見ると、これはいつか見ることになるなと思い、記憶にとどめようとすることだ。
旅は、夢で見たものを確認しにいくことなのかもしれない。
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by bbking1031
| 2009-05-05 21:23
| 写真と日記