日々の泡を綴る うたかたの光を撮る


by bbking1031
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春嵐

砂の河が氾濫している
轟々と春の先払いをしている

脊髄で試験管が凍えている

木蓮の枝先の微熱
冷やされた雲
硬い雨
やわらかい石塔

かたちのない明日
ゆりかごのように揺れる街

路面電車がぼくの背中を走り抜ける
軌道は河岸まで続き、湿った砂に沈黙する

河は炙られたマシュマロのように空に溶け出す

きみの家の門柱には表札はなくて
重いカンヌキがかかっている

手紙を書こう
春に咲く花を今のうちに摘んでしまおう
by bbking1031 | 2008-02-25 23:40 | | Comments(0)