日々の泡を綴る うたかたの光を撮る


by bbking1031
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空木

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だれも見向きもしなくなった
「ぼく」という存在を
見つめてやるんだ

だれもいとしいと思わなくなった
自分という在りようを
認めてやるんだ

得たものより失ったもののほうが多い
と思えるような生活を
夏の綿毛布のように
抱きしめてやるんだ

息を留めるように
時間を停めてみる
ぼくがぼくであったことがあっただろうか

きみがぼくのものであったことがないように
ぼくはぼくのものであったことが
あったか

川面を跳ねる鯔のように
雲を突き抜ける雷鳥のように
大気の底で
兎より低い視線で
自分の足下が
ゆりかごのように揺れて
空木の花が溶けていく
by bbking1031 | 2008-07-06 01:55 | 写真と日記 | Comments(0)