日々の泡を綴る うたかたの光を撮る


by bbking1031

2008年 07月 23日 ( 1 )

日本一

この青梅の鰻屋は「日本一うまい」のである。
他にもうまい鰻屋はあるのかもしれないが、食べたことのない店の鰻がうまいかどうかは知るよしもないのだから、ぼくにとっての「日本一うまい鰻」でよいのである。
その鰻屋で女性客が店主になにやら薀蓄をひけらかしている。
男でも女でも半可通というのはいただけない。
この店はどうやら有名になっちゃったらしい。
ぼくが最初にこの店にきたのは、かれこれ20年前のことだ。
昔のままの店構えである。
その当時より鰻が美味しくなっていると思える。
腕は上がるものだと思う。
香ばしい焼き加減と甘さほどほどの濃いタレがよい。
肝吸なんかぼくはだいきらいなんだが、この店の肝吸は肝がやわらかく、味もまろやかでほんとにうまい。
本来きらいなものがうまいと思えるのだから立派な腕前である。
ギネスブックに載ってるとか載ってないとか。
ギネスブックの調査員がきたそうである。
鰻よりも刺身を誉められて、亭主は不本意なのだそうだ。
鰻があまりにうまいので、一日幸せな気分になれる。
いい仕事である。
こんな仕事をしたいものだと思う。

*青梅には、吉川英治が通ったとか池波正太郎が誉めたとかいう店もあるのだが、その店ではないというのが、またよいのである。
by bbking1031 | 2008-07-23 23:32 | 日記 | Comments(0)