
ハード・レイン。
命からがら家にたどり着いたら、命なりけり、smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8ED が届いていた。
冥利というべし。
価格以上の過度な期待は禁物ということなので、そこそこのわくわく感。
深更まで雷鳴轟く夜の浅い眠りではあったが、6時前には目覚めてK100Dに新しいレンズを装着して散歩にでかける。

PENTAX K100D+smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8ED
ツユクサを撮ってみる。
このくらいには写る。
次の写真は、TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272E)。

PENTAX K100D+TAMRON SP AF90mmF/2.8 DiMACRO1:1

PENTAX K100D+TAMRON SP AF90mmF/2.8 DiMACRO1:1
単焦点のマクロレンズにはかなわないのはしかたがない。
それでもこのくらいは写る。

PENTAX K100D+smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8ED

PENTAX K100D+smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8ED
食卓の黄色い桃もこんな感じ。

PENTAX K100D+smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8ED
望遠ズームなんぞはほとんど使ったことがないので、しばらく物珍しさに惹かれて飽きるまで持ち歩こう。
しかし、望遠はピント合わせが難しい。
ところでこの黄桃なんだが、缶詰の黄桃と同じ味がするのである。
だったら缶詰のほうがなんぼか安いわけなのだ。
肩に太い釘が刺さっている。
と思われるくらいの肩凝り。
整骨院にでかける。
マッサージと鍼でちょっと緩和したみたい。
ペンタックスK100DにTAMRON 90mm F2.8 Macroをつけて花を撮りながら駅までお散歩する。
近頃、超広角レンズばっかり使っていたので、たまにはこういう重箱の隅をコリコリ削るようなレンズで写真を撮ってみたくなる。
ドトールで珈琲豆を買うつもりだったが、そのまえに航空券の払い戻しをしてもらいに旅行会社にいく。
すんなりいくかと思ったら、
「キャンセルされていません。
ですから、払い戻しできません。」
かいつまんでいうと、熊本空港のA○Aにキャンセルの電話をした。
先方は、
「承りました。キャンセル料○○いただきます。払い戻しは航空券をお求めになった旅行会社で。」
ということで決着がついたかと思ってしまった。
実はそれからキャンセルをなんとかセンターで正式に行わなければいけないということだったらしい。
しかしなあ、そんなん知らんがな。
押し問答を旅行会社のおねえさんとした。
ぼくは怒っていたから、おねえさん、ビビッてまともに応えてくれない。
「なんちゅー商売やっとるんじゃい。
『承りました』っていわれればキャンセルできたと思うだろうが。
キャンセル料いくらいくら旅行会社で払い戻ししてくれといわれれば、それでことが済んだと思うだろう。
キャンセル番号がどーのこーのという話はでてこないぞ。
おい、どーなってんだ、ああ!」
なんてね。
ガラ悪いんですよ、怒ると。
「このままでは引き下がらんぞ。
消費者センターに訴えてやる。」
まあ、これが切り札である。
それからいろいろあって、
「上の者に相談しないと。」
で、どんどん上に話がいって、
結局はキャンセル成立。
37000円ほど戻ってきた。
実は、昨日、どうしてもこいつが欲しくなって、注文してしまったのである。
ペンタックスDA 55-300mm F4-5.8 ED

これが36000円ほど。
この航空券のキャンセル代を充てるつもりだったのである。
旅行会社のおねえさんには、
「お世話をおかけしました。」
と挨拶はしておいたのである。
また、世話になることもあるだろうからね。
ビビらしてごめんなさい。
ガラス張りの喫煙所からでたところで、黒塗りのタクシーが停まった。
ちょいとふっくらした女性が車を降りた。
降りると同時に白いシャツ着た少年が座席に倒れこんで、首だけ車外に出して、突然、
ゲロッパ!
朝からそんなに牛乳飲んじゃって、もう……。
だからいったじゃないの。
あんたってだめね。
ほんとうにだめよね。
朝からごちそうさまなものを見てしまった。
その少年は中学3年生か、ひょっとすると高校生かもしれない。
受験勉強とゲームしかやってきませんでしたという肥満児である。
アイスを一日3個以上食べるタイプだ。
同じ熊本行きの飛行機にも乗り込んできた。
機内での携帯の使用ならびに嘔吐は固くお断りしたい。
嘔吐ロックをお願いしたい。
熊本駅で熊本ラーメン食べようと店に入ったら、いたのだ、この親子が。
肥満児は椅子にもたれて陸に上がった越前クラゲみたいにぐったりしている。
いいのかなあ、こんな脂っこいラーメン食べちゃって。
しかも大盛りを頼んでいる。
券売機の調子が悪くて、店のおばちゃんとちょっとした口論になる。
肥満児の母も同じ目にあったらしく、共闘する。
断固返金を要求するものである。
まあ、これだけの話ですけどね。
ぼくはこういう肥満児を見ると腹が立つのである。
なんでもかあちゃんがやってあげるのだ。
いつまでも赤ちゃん扱いである。
「この子が自立できるようにできるだけのことはする」みたいなこともいう。
子どもを自立させる早道はほったらかしにすることである。
親のできることは尻拭いだけである。
昨日、高校1年生のでかい少年がぼくのところにきて、
「昨日傘忘れていったんですけど、ありますか?」
「どこに置いたの?」
「玄関の傘立てなんですけど、ありませんかね。」
「しらん。
確かめてみた?」
「いいえ。」
「見てきたら?」
「はい。」
なんじゃこいつ。
「あ、ありました。」
「そうか、よかった。
ぼくも非常にうれしい。
ほんとうによかった。」
この少年のかあちゃんもこの子を超溺愛している。
愛に溺れちゃあだめよ。
愛の中を泳ぎきっていくのもである。
成田なんかに較べれば煙草を吸うのに苦労がない。
長いエスカレーター脇にガラス張りの喫煙所があった。
あれは嫌いである。
臭いのである。
あんな臭いところで煙草が吸えるか!
羽田は外に灰皿が置いてある。
外に出てみる。
ん?
灰皿の周りをガラスで囲ってある。
ガラスの上の方だけ空いていてそこから煙が自然にでてゆくという安上がりな構造。
空調もない。
いわばガラスの煙突である。
しかたがない、ご時勢だ。
中は暑い。
温室みたいなものだ。
臭い。
ほかの人煙草吸わないでよ、臭いんだから。
恥ずかしい。
ガラス張りの水槽みたいなものだ。
中には、いまだに煙草を吸ってる未開人がいる。
意志の弱い臭いやつら。
なんて感じで外の人は見てるんだろうな。
睨んでやる。
このガラス張りというのは見世物さらし者にされている感じを与えてくれる。
意図して作ったとしたら思惑通りなのだろうが、たぶん考えてないだろう。
こんなことで煙草やめられるくらいならとっくにやめておるわい。






台風がきそうなので熊本空港からの便をキャンセルして、博多から新幹線で帰ることにした。
列車は満員で座れない。
本当にありがたいことに、立っていたぼくの傍の席の女の人が席を譲ってくれた。
ちょうど通路を挟んで反対側に彼女のパートナーがいて、傍にいたかったのだ。
通路にバッグを置いてそれに腰を降ろして幸せそうにしている。
譲ってもらった席の隣はおばちゃんで、この人、しょっちゅうごそごそする。
椅子に座りなおす度にどすんどすんと地響きを立てる。
うるさくて寝てもいられない。
彼女これも嫌だったんだ。
博多の手前で激しい雨になった。
列車が停まった。
動かないまま3時間。
博多についたときには、新幹線で帰っても東京から家までたどりつけない。
博多で一泊することにした。
屋台でラーメンを食べた。
なんだかふつう。
物足りないので、駅前の中華料理店にはいって、いわゆる中華丼と餃子。
ビールまで飲んでやる。
すっごくうまい。
ホテルに帰ってオリンピック見て寝る。
博多駅で新幹線にのるために並ぶ。
ひどい混みようで列が乱れて駅員の誘導で移動したのに、
「割り込みするな!おれたちは1時間も並んでいるんだぞ!自分が正しいと思っているのか!」
とぼくを小突いてくる男がいて、非常にムカついたのである。
まあ、それくらいみんな訳もわからずイライラする状況であったわけである。
ぼくは一人旅なんでなーんも気にしないのである。
家族とか連れ合いと一緒だとぼくもあのくらいキレるかもしれない。
今回は大目に見てやろう。
池袋に着いた。
ここまでくると帰ってきた感じがする。
いつもの東亜珈琲館で、
「ほっ。」

FUJIFILM FINEPIX F100fd